オーディオ試聴会 20(リン・ピエガ試聴会)

令和5年(2023年)5月27日、リン・ピエガの試聴会に行ってきた。場所は大阪屋6階の試聴室。今回はオーディオ評論家の山之内正さんが講師として来ていた。リンはイギリスの老舗メーカーでネットワークプレーヤーとレコードプレーヤーに定評がある。ピエガはアルミの筐体にリボントゥイーターのスピーカーが特長のメーカーとなっている。

試聴会での使用機器は次の通り。

○リン

・ネットワークプレーヤー+プリメインアンプ セレクト DSM-EOA

 定価:2,640,000円(税込)

・ネットワークプレーヤー+プリアンプ セレクトDSM-EMO

 定価:3,080,000円(税込)

・モノラルパワーアンプ クライマックスプロ 定価:2,090,000円(1台/税込)

・ステレオパワーアンプ TAD-M700S 定価:4,950,000円(税込)

・アナログプレーヤー セレクトLP12 定価:2,161,500円(税込)

○ピエガ

 ・スピーカー COAX811 定価:5,280,000円(ペア/税込)

 

説明はオーディオ評論家山之内正さん。

 

最初はセレクト DSM-EOAから試聴。

ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第5番「春」第1楽章 ツィンマーマン(Vn)、ヘルムヒェン(ピアノ) 96㎑ 24ビット

 高域がやや刺さる感じがする。

モーツァルトピアノ四重奏

 聴きやすい音。

・スモーク・オン・ザ・ウォーター(カバー曲)女声ヴォーカル

 スピーカーのバッフルにへばり付いたような音が気になる。

 ピエガのスピーカーはリボンスコーカーが変わったことにより歪が少なくなった。内部の支えも頑丈になった。

・ブロンバーグの曲

 少し高域にピークを感じた。

 ドイツのミュンヘンオーディオショーでは、ホーンに加えて後面開放型、平面のスピーカーが出てきた。

ワーグナー ショルティ指揮「ジークフリート」から剣を鍛える場面

 リマスター192㎑、24ビット

 ミーメが今ひとつ良くない。やはりバッフルにへばり付いた感じがする。

 

 次にセレクトDSM-EMO+クライマックスプロに変更して「ジークフリート」の続きを聴いた。迫力が出てきて音場に拡がりが出てきた。

ローエングリン第3幕への前奏曲 ネーメ・ヤルヴィ指揮スコティッシュオーケストラ

 スケールがやや小さくなる。

モーツァルト コンサートアリアからレチタティーボとアリア

 ソプラノとピアノの掛け合い。女声ヴォーカルは聴きやすいが少し刺さる音もある。

・バッハ無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ギターバージョン DSD11.2MHz

 聴きやすい音。

マイケル・ジャクソン ビート・イット

 部屋補正のオンオフで聴き比べたが、席が端のせいかあまりよくわからない。次にかけたブロンバーグでも同様だった。

リンダ・ロンシュタット 曲不明

 少しうるさいがこういう音源なのかもしれない。