2020-01-01から1年間の記事一覧

令和2年(2020年)を振り返る

12月15日の「こうもり」で今年のコンサートは全て終了したので今年のコンサートとオーディオのことを中心に振り返りたい。 今年は1月に札響のニューイヤー、定期、カルメンと順調に進んだが、2月の名曲コンサートを最後に、新型コロナの影響により、コンサ…

新国立劇場制作 ヨハン・シュトラウスⅡ世 オペレッタ「こうもり」

令和2年(2020年)12月15日(火)、札幌文化芸術劇場hitaruでオペラを観てきた。指揮はクリストファー・フランクリン、演奏は札幌交響楽団。 配役は、アイゼンシュタインはダニエル・シュムッツハルト(バリトン)、ロザリンデはアストリッド・ケスラー(ソ…

オーディオのこと 33(NHK地上波の音)

11月にNHKのEテレで「希望のシンフォニー」と題して地方のオーケストラがベートーヴェンの交響曲を1曲ずつ演奏しそれを放送するという番組があった。札響は第8番でそれは札幌コンサートホールKitaraの客席でも聴いた。 オーディオシステムとビジュアル…

オーディオのこと 32 (ここ10年のオーディオシステムの変遷)

以前、オーディオ機器ごとの変遷を書いたが、今回はここ10年のオーディオシステムの変遷をまとめてみたい。というのも来月、新しくプリアンプを買替えて10年かけて更新してきた一区切りとしたいからである。 10年前(2010年)、当時のシステムは次…

第633回札幌交響楽団定期演奏会

令和2年(2020年)12月4日、第633回札幌交響楽団定期演奏会(hitaru代替公演)を聴きに行ってきた。 プログラムはブラームス ピアノ協奏曲第1番、ストラヴィンスキー バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版) ピアノ独奏はゲルハルト・オ…

「横浜」で気付いたこと

横浜に行ったのは今回で三度目。1回目はもうかなり前になるが、中華街に行った時だった。みなとみらい線がまだなく、関内駅から歩いて行った。途中、横浜スタジアムの横を通ったとき、初めてプロ野球のフランチャイズ球場を見て、大きいなあと感じたことを…

横浜旅行記

令和2年(2020年)11月21日から23日まで横浜に行ってきた。目的は横浜みなとみらいホールでオーケストラの演奏を聴くことである(演奏会の感想は別ブログに掲載)。横浜行きは昨年の11月から計画していたが、日程が合わず断念した。今年の3月…

読売日本交響楽団 第123回みなとみらいホリデー名曲シリーズ

令和2年(2020年)11月23日、横浜みなとみらいホールで読売日本交響楽団 第123回みなとみらいホリデー名曲シリーズを聴いてきた。 指揮はクリエイティブ・パートナーの鈴木優人、ギターは村治佳織だった。 プログラムはベートーヴェン 序曲「レ…

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 特別演奏会

令和2年(2020年)11月21日、横浜みなとみらいホールで神奈川フィルハーモニー管弦楽団 特別演奏会を聴きに行ってきた。 指揮は常任指揮者の川瀬賢太郎、ヴァイオリン・ソロは石田泰尚、崎谷直人、小宮直、直江智沙子だった。 プログラムはコープラ…

第632回札幌交響楽団定期演奏会

令和2年(2020年)11月20日、第632回札幌交響楽団定期演奏会を聴きに行ってきた。Kitaraが改修に入ったので来年の6月末まではhitaruでの公演になる。 再開後、当初のプログラム通りに開催されたのはこれが初めてかもしれない。オールマーラープ…

オーディオのこと 31(音を良くする)

前のブログで今、使用しているプリアンプから新しいアンプにするとここが変わるということを書いた。それをもう一度再掲してみる。 「使用しているアンプから新しいアンプにすると、 ①電源が左右独立になる ②増幅段の真空管が左右に分れる ③ボリュームが左右…

オーディオ 30(アンプのボリューム)

いよいよ上杉研究所からU・BRОS-280Rという待望のプリアンプが発売される。その前はU・BRОS-280という製品で2015年に出た。今使用しているのはU・BRОS-12という1990年に出たアンプである。その間、2機種(U・BRОS-18…

オーディオのこと 29 (いい音と演奏)

オーディオ機器をより性能(音)が良い機種に変更すると、それまでいいと思っていた演奏がそれほどでもないと思ったり、逆にそれほどでもないと思っていた演奏がこんなに良かったのかと思ったりすることがある。 オーディオでクラシックを聴くときの「いい音…

第631回札幌交響楽団定期演奏会

令和2年(2020年)10月23日、第631回札幌交響楽団定期演奏会を聴きに行ってきた。 当初の指揮とプログラムは、ドミトリ・シトコヴェツキー(指揮とヴァイオリン)によるバッハ ゴルトベルク変奏曲(シトコヴェツキー編弦楽合奏版)とプロコフィ…

オーディオのこと 28 バイロイトの第九 各国盤比較試聴

今までオーディオやコンサートのことをブログに書いてきたが、レコードのことをあまり書かないできたのは近い将来プリアンプの買替えを検討しているからで、せっかくレコード評を書いても機器が変わった途端に評価が覆るということ、それにレコードの各国盤…

オーディオのこと 27 (レコードとCD)

前回のメールを書いた後、フォロワーの方から質問をいただいた。それを整理すると次の三点である。 1 CDよりレコードの方が「表現力」があるのはなぜか? 2 時代が進むほど録音技術は向上しているのではないか? 3 記録方法で(音の)違いはあるか? と…

オーディオのこと 26    (レコードの「音の良さ」とは)

アメリカでレコードの売り上げが30年ぶりにCDを上回った、というニュースがあった。その理由としてレコードは、CDでは切り捨てている可聴周波数より高い音でも再生できるからと言われていた。 このことはCDが出てきた80年代から話題になっていた。…

安永 徹&市野あゆみ デュオ・コンサート

令和2年(2020年)10月17日、札幌コンサートホールKitara小ホールでベートーヴェンヴァイオリンソナタを聴いてきた。改修前に小ホールで聴くのはこれが最後となるだろう。プログラムは、演奏順にベートーヴェンヴァイオリンソナタ第6番、第10番…

札響名曲シリーズ 2020 「ベートーヴェン、皇帝に捧ぐ」

令和2年(2020年)10月10日、札幌コンサートホールKitaraで首記の札幌名曲シリーズを聴いてきた。コロナ禍の中で定期は3回、新hitaru定期は1回中止になったが、名曲シリーズは演奏者と曲目の変更はあったが4回すべて開催された。11月から来年…

オーケストラでつなぐ希望のシンフォニー

令和2年(2020年)10月6日、「オーケストラでつなぐ希望のシンフォニー」の札幌交響楽団の演奏を聴きに行ってきた。これは全国各地のオーケストラが、生誕250年を迎えたベートーヴェンの音楽を一つずつ奏で、日本をつないでいく、というコンセプ…

札響名曲シリーズ 2020 「めくるめく夢幻∞ワルツ」 6月20日振替公演 

令和2年(2020年)9月30日、札幌コンサートホールKitaraで札幌名曲シリーズを聴いてきた。指揮は当初、マティアス・バーメルトだったが、コロナ禍の中で来日できないため東京シティ・フィル常任指揮者の高関健に変更になった。オーボエは札響首席の…

札幌中心部の移り変わり

北海道の報道番組で札幌市中心部のこれからの再開発について特集していた。すすきのから札幌駅周辺まで再開発や建替の計画の紹介だった。これだけ札幌の中心部が変わるのは72年の札幌オリンピック以来となるが、今の再開発は規模からしてその頃をはるかに…

第630回札幌交響楽団定期演奏会

令和2年(2020年)9月25日、第630回札幌交響楽団定期演奏会を聴きに行ってきた。再開後、初の定期演奏会だった。前回、聴いた定期演奏会は1月の第626回だったので3回の定期演奏会が中止になった。 当初の指揮とプログラムは、首席指揮者マテ…

札響名曲シリーズ 2020 「音のスケッチよろこびの秋」

令和2年(2020年)9月12日、札幌コンサートホールKitaraで札幌名曲シリーズを聴いてきた。指揮は当初、ユベール・スダーンだったが、コロナ禍の中で来日できないため名フィル正指揮者の川瀬賢太郎に変更になった。 8月1日の再開後、初の演奏会では…

オーディオのこと 25 オーディオカフェの音

数年前から、旅行先のオーディオカフェなどに寄るようになった。BGM風にならしているところは特に音質云々ということは気にしないが、本格的に大がかりな装置で鳴らしている店はジャズが基本でクラシックは付け足しのようにしかかけていないことが多い。 …

第21代札幌コンサートホール専属オルガニスト アダム・タバイディ フェアウェルオルガンリサイタル

令和2年(2020年)8月23日、Kitaraの専属オルガニストアダム・タバイディさんのフェアウェルオルガンリサイタルを聴いてきた。専属オルガニストも21代目になる。毎年、10月に新しい専属オルガニストの方が来て、翌年8月にフェアウェルコンサートというのが通…

札幌交響楽団hitaruシリーズ・新・定期演奏会 第2回

令和2年(2020年)8月6日札幌文化芸術劇場hitaruで今年度から始まった新・定期演奏会を聴いてきた。第1回が5月に開催される予定だったが中止になったので今回が実質的に第1回となる。 プログラムは武満徹「波の盆」、メンデルスゾーン「ヴァイオリ…

札響名曲シリーズ 2020 4月11日振替公演

令和2年(2020年)8月1日、札幌コンサートホールKitaraで札幌名曲シリーズの4月11日振替公演を聴いてきた。2月22日の名曲シリーズから5ヶ月の休止期間を経て再開後初の演奏会だった。 指揮は佐藤俊太郎で2016年から2019年まで札響の指…

オーディオのこと24(電源プラグの支え)

フルテックというオーディオの電源周りのアクセサリーやケーブルなど作っているメーカーがある。その中で最近評判になっているのが「NCF Boosterシリーズ」という製品で電源プラグを固定させ振動させないようにするというもの。電源プラグは刺さっていても多…

オーディオのこと23(スピーカーのセッティング 2)

オーディオ試聴会が開催されないので、オーディオ店やメーカーの動画配信を見ることが増えた。その中に関西のオーディオ店で「逸品館」というところが動画配信をかなり前からしている。製品の比較・紹介や使いこなしなど興味深い配信をしてくれている。 (オ…