オーディオ試聴会が開催されないので、オーディオ店やメーカーの動画配信を見ることが増えた。その中に関西のオーディオ店で「逸品館」というところが動画配信をかなり前からしている。製品の比較・紹介や使いこなしなど興味深い配信をしてくれている。
(オーディオ逸品館のYouTube動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=Q9vWbp7NPgU)
その中で入門編としてスピーカーのセッティングの仕方を紹介していた。細かい点はYouTubeで検索すると直ぐに動画が出てくるのでそちらで確認してほしいのだけれど、私が「あっ」と思ったのは、スピーカーをかなり内側に向けた方がステレオ感は出るということだった。
オーディオシステムの使いこなしの本の中には左右の広がりを持たせる場合は正面に、中央に密度感を持たせるにはやや内側に向けるというふうに書かれていることが多い。クラシックの場合は左右に広がりを持たせたいので、リスニングポジションの正面にスピーカーを向ける角度よりも少し外側に向けていた。
動画を見て試しに一度思い切って内側に向けてみたところ予想外に音が良くなった。今まで音像がちぐはぐな感じがしていたのがすっきりとまとまるようになり、奥行きも出て奥の楽器群がはっきりと聞えるようになった。このセッティングは一度試してみることをお勧めする。もし上手くいかなければ元にもどせばいい。
使用しているスピーカーはトゥイーターがホーン型だが、逸品館の動画ではドーム型でいろいろと試していた。どちらの型でも効果はあると思う。