令和3年(2021年)8月1日、小樽オーディオ試聴体験フェアに行ってきた。場所は小樽駅前ビルのギャラリー。今まで旭川や帯広で開催されたことはあるが、小樽での試聴会は初めてだった。ラックスマンとデノン&マランツの試聴会を交互に開催するというもので両方とも聴いてきた。
最初はラックスの試聴会で使用機器は次の通り。
・PD-151(アナログプレーヤー)(税込み 327,800円 生産終了)
・LMC-5(MCカートリッジ)(税込み 253,000円)
・L-595A Limited(A級プリメインアンプ)(税込み 1,078,000円)
・LX-380(真空管プリメインアンプ)(税込み 506,000円)
・D-10X(MQA-CD再生対応、SACDプレーヤー)(税込み 1,320,000円)
・ES-1200(クリーン電源)(税込み 638,000円)
・フォーカル Aria K2936 limited edition(スピーカー)(税込み 374,000円)
話題の高級SACDプレーヤーも用意されていたが、時間が短い中での試聴だったので新作のカートリッジによるアナログレコードだけの試聴だった。
最初は真空管アンプのLX-380からでバロックトランペットによる王宮の花火の音楽や福山雅治の「糸」を聴いた。SNが良く、トランペットも伸びやかで、声も子音が刺激的ではなくとても官能的だった。
次にアンプをL-595A Limitedに変更した。先程聴いた福山雅治の「糸」を聴いたが、真空管アンプに比べて普通の音というか帯域は拡がったが感情的表現が後退したように感じた。
それから「J.P.Rameau(ラモー): Une Symphonie Imaginaireマルク・ミンコフスキ 、 ルーヴル宮音楽隊」、ザ・ハンター(女声ヴォーカル)、ステレオサウンド ミキサーラボ№2からティク・ファイブ、ステレオサウンド 安全地帯からメロディーを聴いた。
それから30分後にD&Mの試聴会に移った。使用機器は次の通り。
・DENON PMA-A110GS(プリメインアンプ)(税込み 393,800円)
・DENON DCD-A110GS(SACDプレーヤー)(税込み 336,000円)
・Marantz MODEL30/FB(プリメインアンプ)(税込み 327,800円)
・Marantz SACD30N/FB(ネットワークSACDプレーヤー)(税込み 327,800円)
・B&W 702S2/SIG(スピーカー)(税込み 364,100円1本)
・DALI RUBICON6SE(スピーカー)(税込み 349,800円1本)
最初はデノンとダリの組み合わせで試聴。デノンの110シリーズはデノン110周年記念モデルでSACDプレーヤーは、アルファプロセッサー、インシュレーター、天板、銅のドライブメカなど上位機種のパーツを使用している。プリメインアンプはMOSFET(増幅素子)のシンプルな回路と電子ボリューム、信号経路の短縮、パーツの吟味など細部にも拘った造りになっている。ダリのスピーカーは指向性が広いのか正面を向けて設置することを推奨している、とのことだった。
男声ヴォーカル、パイレーツ・オブ・カリビアン、女声ヴォーカル、ドラえもんからスタンド・バイミーを聴いた。オーソドックスというか優等生の音という感じだった。
次にマランツとB&Wの組み合わせに変更。マランツとデノンは提携しているが製品の方向性が違っている。CDプレーヤーのドライブメカでもデノンは頑丈な造りになっているが、マランツは開放型になっている。アンプもデノンはオーソドックスなAB級でマランツは最近流行のD級となっている。
女声ヴォーカル、二胡の曲、宇多田ヒカルなどを聴いた。先入観かもしれないが、音に勢いはあるが少し粗い気がする。