オーディオ試聴会 16(アキュフェーズ&ラックスマン)

 

アキュフェーズ E-4000


令和4年(2022年)12月3日、アキュフェーズ&ラックスマンのプリメインアンプの新製品の試聴会に行ってきた。場所は大阪屋6階の試聴室。

 

試聴会での使用機器は次の通り。

○アキュフェーズ

SACDプレーヤー DP-570 定価:748,000円(税込)

・プリメインアンプ E-4000 定価:693,000円(税込)

 

ラックスマン

SACDプレーヤー D-07X 定価:825,000円(税込)

・プリメインアンプ L-509Z 定価:990,000円(税込)

 

・スピーカー B&W 801D4 定価:2,607,000円×2(税込)

説明は、アキュフェーズ:北海道エリア営業担当 田邊さん、ラックスマン:北海道エリア営業担当 相田さん。

 最初はアキュフェーズのシステムから試聴。バイワイヤリング接続。

・ザ・ハンター

 アキュフェーズらしいバランスがとれた音。

 E-4000は上級機のE-5000とメーターが同じ。

・ジャズのトリオ キューブマジック マイフェイバリットシングス

 いい音だか生々しさが少し足りない。スピーカーとの兼ね合いか?

 初段のアンプを後面に配置した。そこから全面のAAVA回路に送り雑音を20%軽減した。

手嶌葵 ザ・ローズ ムーンリヴァー

 子音が少し不自然な感じがするが歌い方の問題かもしれない。

 前モデルのE480はMOSFETだが、E-4000は4素子のバイポーラトランジスターで構成されている。MOSは真ん中に音が集まり柔らかい感じ、バイポーラTrは外に拡がりかっちりした感じの音。

・山下伶 リベルタンゴ

 聴きやすい音。きれはいい。

 アキュフェーズでは会社全体で音決めをしている。担当1人が決めているのではない。

・ラン ラン アナと雪の女王 ロイヤルフィルとの協演

迫力に少し乏しいか?

・カンターテドミノよりクリスマスソング

 オルガンの低音はよく出ている。ヴォーカル、合唱は少し物足りない。

ラックスマン L-509Z



ラックスマンに交替。バイワイヤリング接続。

L-509Zはバイポーラトランジスター4素子の増幅段。

・ザ・ハンター

 生々しさが出ている感じ。

 ミッドレベルの音量調整が付いた。上げるとヴォーカルが前に出てくる感じになる。

アリス=紗良・オット(ピアノ)ショパン ノクターン第20番

 静粛感があり聴きやすい音。

 今までの回路では使えないパーツが出てきた。新しい回路として「ライフス」を考案した。

 ノイズ成分をネガティブフィードバックして歪を少なくしている。

・ボブジェイムズ ジョイント・ザ・ヒップ

 聴きやすく、立体感もある。

今井美樹 ダイアローグよりあの日に帰りたい

 ミッドレベルの上げ下げで音像が前に出たり奥に引っ込んだりする。

ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 第2楽章 ネルソンス指揮 ボストン交響楽団

 聴きやすいがオーケストラの再生としては少し物足りない。

・J・S・バッハ マニフィカト

 教会での録音。混濁のない澄んだ響き。何が原因かわからないが作られた感じの響きという感じもする。高域も低域もよく出ている。

 

 今回は値段の差もありラックスマンのアンプの方が実力的には上だったように感じた。