令和3年(2021年)12月12日、アキュフェーズの試聴会に行ってきた。場所は大阪屋6階の試聴室。
試聴会での使用機器は次の通り。
○アキュフェーズ
・SACDプレーヤー DP-750 定価:1,320,000円(税込)
・プリメインアンプ E-5000(AB級240W) 定価:990,000円(税込)
・プリメインアンプ E-800(A級50W) 定価:1,078,000円(税込)
・クリーン電源 PS-1230 定価:770,000円(税込)
○B&W
・スピーカー 801D4(グロスブラック) 定価:2,728,000円(1本/税込)
説明は堀田さんというE-5000の設計に携わった方。
最初はE-800から試聴
・角田健一ビッグバンドからテイクファイブ
迫力があり、音が澄んでいる。
E-5000とE-800はアキュフェーズ50周年記念モデル。5000は出力電力が大きい。
・ブライアン・ブロンバーグ ウッドベース ブルーポスター
A級50Wでもパワーが足りないということはない。大容量のトロイダルトランス、アルミ電解コンデンサはカスタムメイドの特注製品。
ダンピングファクタ(DF)を大きくとり、電気抵抗を抑えて電力を多く流す。800も5000もDFは1000となっていてセパレートアンプと同等。
・アキュフェーズのSACDより山田一樹指揮、スイスロマンド管 アルルの女からファランドール
先週、801D4をクラッセのアンプで聴いたがアキュフェーズのプリメインの方が音はいい。オーケストラが前に出てきてオーケストラらしい音になっている。
ボリュームはAAVAというゲインが異なるアンプを切替えて音量を調節している。それをバランス回路にした。バランスにするとグランドに影響されず、ノイズをキャンセルできるのでSNが良くなった。
ここでE-5000に切替え
・ラン・ラン メリークリスマス 坂本龍一
この時は5000も800もそれほど変わらないように思った。
アキュフェーズは電気的性能を上げてから音作りをしている。部品を一つ一つ付け替え、試験を繰り返して音作りをしている。セパレートアンプを超える音を目指した。
・トニー・ベネットとダイアナクラール スワンダフル
ボーカルは聴きやすい。
ボリュームは高級プリアンプC-2900と同じ部品。アルミの削り出し剤を使用しモーター音が出ないようにしている。
ここから5000と800を同じディスクで比較試聴。
・グノー歌劇「ロメオとジュリエット」より私は夢に生きたい ソプラノ 森麻季 日フィル 指揮 大勝秀也
5000はソプラノの高音の伸びがよくDレンジが広い。800はトライアングルの細かい音が澄んでいるという特長はあるが、肝心のソプラノの高域が少し厳しい。