オーディオ試聴会 25(プリメインアンプ比較試聴会)

令和5年(2023年)12月2日、ラックスマン、エソテリック、アキュフェーズのプリメインアンプ比較試聴会に行ってきた。場所は大阪屋6階の試聴室。講師はメーカーの方々だった。

試聴会での使用機器は次の通り。

ラックスマン

SACDプレーヤー D-07X  定価:825,000円(税込)

・ネットワークトランスポート NT-07 定価:594,000円(税込)

・プリメインアンプ L-505Z  定価:385,000円(税込)

・プリメインアンプ L-509Z  定価:990,000円(税込)

 

○エソテリック

SACDプレーヤー K-1XSE 定価:3,520,000円(税込)

・プリメインアンプ  F-01 定価:1,980,000円(税込)

 

○アキュフェーズ

SACDプレーヤー DP-770 定価:1,507,000円(税込)

・プリメインアンプ  E-800 定価:1,133,000円(税込)

・プリメインアンプ  E-4000 定価:693,000円(税込) 

 

※スピーカーは共通でB&W 801D4 定価:2,673,000円 (1本/税込) 

 

最初はラックスマンのL-505Zの試聴から始まった。

・ヘイリー・ロレン いとしのエリー 

 女声ヴォーカルが屈託なく再生されている。

 基幹回路をライフスに変更した。無帰還回路のような瑞々しさをねらった。

ヒラリー・ハーン バッハヴァイオリン協奏曲第2番

 高い弦の音がきつい。

・スワンダフル ダイアナ・クラールトニー・ベネット

 帯域は上から下まで出ている

ボブ・ジェームス サックスの曲

サラ・オレイン 美女と野獣

 L-509Zに変更

サラ・オレイン 美女と野獣

 全体的に余裕のある鳴り方になる。高域のきつさもなくなる。

ベルリオーズ 幻想交響曲 第5楽章

 オーケストラの迫力は出る。特定の帯域が強調されて不自然なところもある。

・バッハ マニフィカト

 迫力はあるがやはりうるさい。

 

○エソテリック

 F-02は、今回、間に合わなかったのでF-01のみの試聴会となった。

シューベルトアヴェマリア クリス・ボッティ トランペット 

 F-01はプリ部がよくなった。C-1Xからのフィードバック。

 C-1Xはアメリカの雑誌ステレオファイルで賞を取った。この賞を取るのは大変らしい。70年代末期に日本が中国で製造したラジカセに「Hi-fi(高忠実度再生)」のロゴを貼って大量に世界中に販売していた。それに反してステレオファイルは「もうHi-fiという言葉はもう使わない、その代わりにハイエンドオーディオを使う」と唱えた。そのためアメリカでは日本製品に対する偏見があるらしい。

 F-01は0.1㏈ステップでヴォリュームを調整している。

・井筒かなえ 飛行機雲 生々しさがある。

 プリの音質は電源が7割を支配するらしく別電源ユニットも発売される。パワー部はS-05に近くステージの奥行き感が出る。

サン=サーンス 死の舞踏

 ラックスよりも嫌な音はしない感じ。30Wでも十分なドライブ力。

ジェフ・ベック 2007年ライブ

 低域ベースの音に迫力がある。

エヴァ・キャシディ ナイト・バード

 

○アキュフェーズ

 E-4000から試聴。

・マリーヒル? 男性と女性のヴォーカル

 ダンピングファクターは低域の制動力を示すとアキュフェーズは主張している。

・ハロルドマーベルン? ジャズバンド、各楽器が活き活きとしている。

 ヘッドフォン端子も充実している。

スターウォーズ インペリアルマーチ ジョン・ウィリアムズ ウィーン・フィル

 迫力ある再生音

・ジョー キャラバン

 E-800に切替え。同じ曲 4000は迫力、800は落ち着いた感じ。

シューベルト ピアノ五重奏曲 鱒 田部京子

 迫力がある。

 E-800は上級機に採用しているバランスAVAAをヴォリュームに使用している。ゲインが違うアンプを組み合わせて2の16乗とおりのヴォリューム値にできる。パワー部はA-48相当。

ピアソラ タンゴの歴史 五明カレン(ヴァイオリン)

 ヴァイオリンはきつい。聴き疲れがする。

石川さゆり ウィスキーがお好きでしょ

 ウィスキーの「キ」の音がきつい