令和5年(2023年)4月8日、ウィーン・プレミアム・コンサート(トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン)の演奏を札幌コンサートホールKitaraで聴いてきた。2000年から始まったコンサートで札幌でも間もなく開催されるようになった。コロナ禍で3年間中止になり今回は4年ぶりの開催となる。以前から札幌で開催されていたが、縁がなく聴きに行くのは今回が初めてだった。
メンバーはウィーン国立歌劇場管弦楽団で構成されているのかと思っていたが、プログラムを見るとその他にウィーン交響楽団、フォルクスオーパー、ベルリン・フィルなどのメンバーも入っている。編成は5-4-3-3-2。
ソプラノはヘドウィグ・リッター(28歳)で経歴を見るとトランペットのコンクールで優勝したことがあるらしい。
プログラムはJ・シュトラウスⅡ世の作品が中心で次の通り。
J・シュトラウスⅡ世/喜歌劇「こうもり」序曲
J・シュトラウスⅡ世/喜歌劇「こうもり」より¨侯爵様、貴方のようなお方は¨☆
J・シュトラウスⅡ世/喜歌劇「こうもり」より¨田舎娘を演じる時は¨☆
J・シュトラウスⅡ世/ワルツ「芸術家の生活」
J・シュトラウスⅡ世/ポルカ・シュネル「チク・タク・ポルカ」
J・シュトラウスⅡ世/ワルツ「春の声」☆
J・シュトラウスⅡ世/ヴェルディの主題によるメロディー・カドリーユ
J・シュトラウスⅡ世/喜歌劇「踊り子、ファニー・エルスラー」より¨シーヴェリングのリラの花¨☆
J・シュトラウスⅡ世/ワルツ「加速」
J・シュトラウスⅡ世/喜歌劇「ウィーン気質」より¨なつかしい愛の巣¨☆
R.ショトルツ/プラーターに再び花は咲き☆
J・シュトラウスⅡ世/ワルツ「美しき青きドナウ」
(☆はソプラノ出演)
向こう正面のP席は聴衆を入れていなかったが、ほぼ満員になっていた。J・シュトラウスⅡ世のワルツ、ポルカが中心で「ミニ・ニューイヤーコンサート」のような雰囲気でとても楽しい演奏会だった。ソプラノのヘドウィグ・リッターもコロラトゥーラ・ソプラノとして歌唱力も演技力もあるのでこれからの活躍が楽しみだ。
アンコールはR・ジーツィンスキー/ウィーン、我が夢の街でソプラノの歌唱付きだった。