PMFウィーン演奏会

 

 令和5年(2023年)7月16日、Kitara大ホールで首記コンサートを聴きに行ってきた。

奏者はウィーン・フィルの(元)首席奏者で第1ヴァイオリンがライナー・キュッヒル、第2ヴァイオリンがダニエル・フロシャウアー、ヴィオラがハインツ・コル、チェロがエディソン・パシュコ、コントラバスがミヒャエル・ブラーデラーだった。

プログラムは次の通り。

ハイドン弦楽四重奏曲 作品74第3番

・オンスロウ:弦楽五重奏曲 第30番

ベートーヴェン弦楽四重奏曲 第12番

 

 この演奏会も昨年まで小ホールだったが今年から大ホールに変更された。人気がありすぐにチケットが完売になるので大ホールに変更になったのだと思う。1階席と2階席RB、CB、LB席だけだったが満員だった。それでも室内楽はやはり小ホールの方が、演奏者が身近に感じられて緊張感があっていい。来年からはコロナ前と同じく小ホールで2回の公演に戻して欲しい。

 個性的メンバーが揃った弦楽四重奏団ではなくオーケストラのメンバーが集まった弦楽四重奏なので、個性のぶつかり合いというよりはオーケストラがそのまま小編成になったような全体の響きで聴かせる印象だった。特にハイドンベートーヴェンでは両者が交響曲の大家であることを思わせる響かせ方だった。

 

 アンコールは弦楽五重奏によるカレル・コムザーク2世:ワルツ「バーデン娘」だった。