令和4年(2022年)2月11日、Kitara大ホールでオルガンウィンターコンサートを聴いてきた。
オルガン演奏はKitara専属オルガニストのニコラ・プロカッチーニだった。
プログラムは次の通り。
・ロッシーニ/プロカッチーニ編曲:過激「セビーリャの理髪師」序曲
・J・S・バッハ:さまざまな手法による18のライプツィヒ・コラール集より
いと高きにある神にのみ栄光あれ BWV664
・プロカッチーニ:フランチェスコ・スカラビッキの詩に基づく即興演奏
・プロカッチーニ:オズヴァルド・リチーニの絵画に基づく即興演奏
・グランド・モダン・オルガンのためのラッコルタより シンフォニア ニ長調
アンコールはヴィエルヌ:幻想的小品集より 即興曲 作品54-2 だった。
プログラムは、プロカッチーニさんの故郷のイタリアの作曲家と独墺の作曲家の曲が交互に配置されていてイタリアの曲は古典と現代曲を組み合わせるというものになっていた。
最初はロッシーニのセヴィリアの理髪師序曲という有名な曲をオルガンに編曲したものを持ってきて、次にバッハのオルガンという定番という構成。それからイタリアの詩人と画家から着想を得た現代曲とモーツァルト、ブラームスという独墺の作曲家の作品を持ってきて、最後に冒頭のロッシーニと縁があるイタリアの作曲家の作品というとても凝った構成になっている。
11月のお披露目コンサートの時も随分とプログラムに拘っていると思っていたが今回もプロカッチーニさんの拘りが感じられた。