令和5年(2023年)10月8日、第656回札幌交響楽団定期演奏会を聴きに行ってきた。
指揮はオーボエ奏者で有名なハインツ・ホリガー、コロナ禍で一度来日が中止になったことがあったが今回で4度目の共演となる。ソプラノはサラ・ヴェゲナー。
開演前のロビーコンサートは第2ヴァイオリン奏者の鶴野紘之でバルトーク無伴奏ヴァイオリン・ソナタより第1、第4楽章だった。
プログラムは、次の通り。
・ホリガー:デンマーリヒト-薄明-ソプラノと大管弦楽のための5つの俳句
・ヴェレシュ:ベラ・バルトークの思い出に捧げる哀歌
編成は14-12-10-7-7。
1曲目は「愛-大管弦楽のための」。
2曲目は「薄明」。ソプラノが入り下を巻くような歌い方から始まっていた。
アンコールは、ハインツ・ホリガー/クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩による6つの歌より"憂鬱な小鳥"だった。
3曲目は「哀歌」。
4曲目は「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」。編成は変わらないが第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが左右に半分ずつに分かれた配置になった。
どの曲も札響初演か2回目という曲で聴くのも初めてという曲ばかりだった。弦チェレもレコードはあってもあまり聴くことはない。そのためこれといって特に感想というのもないが曲の雰囲気をよく出した演奏のように感じた。弦チェレはこれだけの難曲を退屈せずに聴けたのでとても良かったのだと思う。