私のレコード蒐集史~レコード芸術休刊に寄せて

71年間発売されてきた「レコード芸術」(音楽之友社)が7月号を最後に休刊した。これを機に自分のレコード蒐集史を書いてみたいと思う。 最初にクラシック音楽を聴き始めたのは高校に入る少し前だった。ある本を読んだことがきっかけで世界の国歌を聴いて…

PMFウィーン演奏会

令和5年(2023年)7月16日、Kitara大ホールで首記コンサートを聴きに行ってきた。 奏者はウィーン・フィルの(元)首席奏者で第1ヴァイオリンがライナー・キュッヒル、第2ヴァイオリンがダニエル・フロシャウアー、ヴィオラがハインツ・コル、チェロが…

PMFオーケストラ演奏会

令和5年(2023年)7月15日、Kitara大ホールで首記コンサートを聴きに行ってきた。 指揮はPMFには2011年以来の参加となるポーランド出身のクシシュトフ・ウルバンスキ。ピアノ独奏はヤン・リシエツキだった。 プログラムは次の通り。 ・バーンスタ…

PMFベルリン演奏会

令和5年(2023年)7月14日、Kitara大ホールで首記コンサートを聴きに行ってきた。 演奏者はベルリン・フィルの首席奏者たちでレベルが高い演奏をいつも聴けるので楽しみにしていた。昨年までは小ホールだったが今年は大ホールになった。確かコロナ前は2…

PMF2023 PMFホームカミング・コンサート~パシフィック・クインテット

令和5年(2023年)7月13日、Kitara小ホールで首記コンサートを聴きに行ってきた。 フルート:アリーア・ヴォドヴォゾーヴァ(PMF2017、18 トルコ) オーボエ:フェルナンド・マルティネス(PMF2017、19 ホンジュラス) クラリネット:リアナ・レスマン(P…

Kitaraのバースデイ オリヴィエ・ラトリー オルガンリサイタル

令和5年(2023年)7月1日、オリヴィエ・ラトリーのオルガンリサイタルを聴いてきた。Kitaraでの演奏は11年振りになる。 プログラムは次の通り。 ・F・クープラン:教区のためのミサ曲より グラン・ジュによる奉献唱 ・J・S・バッハ:パストラーレ ヘ長…

オーディオ試聴会 22 (オーディオ&ホームシアター試聴即売会inデ・アウネ・さっぽろ)

令和5年(2023年)6月25日、大阪屋主催の「オーディオ&ホームシアター試聴即売会inデ・アウネ・さっぽろ」に行ってきた。24日と25日の2日間開催されていたが24日は東京のOTOTENに行っていたので25日だけの参加になりなおかつ札響定期演奏会も…

東京旅行記&OTOTEN

令和5年(2023年)6月23日(金)~24日(土)一泊二日で東京に行ってきた。今回の目的は初めて行く東京オペラシティホールで東京フィルハーモニー交響楽団の演奏会を聴くことと、これも初めて観に行くオーディオフェアのOTOTENでトーンアームメー…

オーディオのこと 56(アンプの入力インピーダンス)

まずかなり前になるがアンプの入力インピーダンスについて経験したことを書いてみたい。1988年(昭和63年)にアキュフェーズのプリアンプC-280Lを購入し次にアキュフェーズのパワーアンプをと思っていたが、1989年(平成元年)に真空管アンプ…

第654回札幌交響楽団定期演奏会

令和5年(2023年)6月25日、第654回札幌交響楽団定期演奏会を聴きに行ってきた。 指揮は友情指揮者の広上淳一、ピアノは反田恭平だった。反田さんはショパンコンクールで注目を浴びる前からリサイタルのチケットが直ぐに売り切れる程の人気があっ…

東京フィルハーモニー交響楽団 第155回東京オペラシティ定期シリーズ

令和5年(2023年)6月23日、東京オペラシティコンサートホールで東京フィルハーモニー交響楽団第155回東響オペラシティ定期シリーズを聴きに行ってきた。指揮は尾高忠明、ピアノは亀井聖矢(かめいまさや)だった。 東京ではサントリーホール、東…

オーディオのこと 55(あるメーカーの主張する音)

先日、某社(ここではX社としておく)の試聴会に行ってきた。試聴会には某オーディオ評論家も来ていた。X社の製品は何かと話題になっていたがなかなか聴く機会がなかったのでどんな音がするのかとても気になっていた。X社は通常の製品作りとは違う手法を取っ…

森の響(うた)フレンド札響名曲コンサート 「ウィーンのヴァイオリンで聴くブラームスとJ.シュトラウスⅡ」

令和5年(2023年)6月17日、札幌コンサートホールKitaraで首記の札幌名曲コンサートを聴いてきた。前年度までは名曲シリーズだったが今年度から名曲コンサートと少し呼び方を変えたらしい。コンサートマスターとヴァイオリン独奏はウィーン・フィル…

新国立劇場制作「サロメ」

令和5年(2023年)6月13日(火)、札幌文化芸術劇場hitaruで歌劇「サロメ」を観てきた。指揮はコンスタンティン・トリンクス、管弦楽は札幌交響楽団。制作は新国立劇場で大道具・小道具・衣装製作はバイエルン州立劇場。 11日と13日の公演で配役…

オーディオ試聴会 21(ソウルノート試聴会)

令和5年(2023年)6月10日、ソウルノートの試聴会に行ってきた。場所は大阪屋6階の試聴室。今回はオーディオ評論家の和田博巳さんが講師として来ていた。ソウルノートは日本の割と新しいアンプメーカーで、いままでの手法とは違う製品作りで話題を呼んで…

オーディオ試聴会 20(リン・ピエガ試聴会)

令和5年(2023年)5月27日、リン・ピエガの試聴会に行ってきた。場所は大阪屋6階の試聴室。今回はオーディオ評論家の山之内正さんが講師として来ていた。リンはイギリスの老舗メーカーでネットワークプレーヤーとレコードプレーヤーに定評がある。ピエガ…

第653回札幌交響楽団定期演奏会

令和5年(2023年)5月27日、第653回札幌交響楽団定期演奏会を聴きに行ってきた。 指揮は首席指揮者のマティアス・バーメルト。ソプラノは安井陽子、バリトンは甲斐栄次郎、合唱は札響合唱団、札幌放送合唱団、合唱指揮は長内勲、大嶋恵人、中原聡…

三大ヴァイオリン協奏曲の響宴

令和5年(2023年)5月7日、札幌コンサートホールKitaraで首記コンサートを聴いてきた。 ヴァイオリンは松田理奈(ストラディヴァリウス1717年製)、指揮は太田弦、管弦楽は札幌交響楽団だった。 プログラムは ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「…

第652回札幌交響楽団定期演奏会

令和5年(2023年)4月23日、第652回札幌交響楽団定期演奏会を聴きに行ってきた。 指揮は昨年から正指揮者に就任した川瀬賢太郎。ピアノ独奏はフィンランド出身のオリ・ムストネン。 プログラムは、次の通り。 ・ムソルグスキー(ショスタコーヴィ…

札幌交響楽団 hitaruシリーズ定期演奏会 第13回

令和5年(2023年)4月11日札幌文化芸術劇場hitaruで第13回hitaruシリーズ定期演奏会を聴いてきた。指揮は、大植英次、ピアノ独奏はアンドレイ・ガヴリーロフというロシアのピアニストだった。 プログラムは、 ・糀場富美子:広島レクイエム ・ラフ…

ウィーン・プレミアム・コンサート

令和5年(2023年)4月8日、ウィーン・プレミアム・コンサート(トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン)の演奏を札幌コンサートホールKitaraで聴いてきた。2000年から始まったコンサートで札幌でも間もなく開催されるようになった。コロナ禍で3…

オーディオのこと 54(ラインケーブル)

「ラインケーブル」はソース機器とアンプ、またはプリアンプとパワーアンプの間に使用するケーブルで、トーンアームとMCトランスまたはフォノアンプの間に使用するケーブルは「フォノケーブル」と呼ばれている。フォノケーブルはアース線があったりプラグ…

オーディオ試聴会 19(TAD試聴会)

令和5年(2023年)3月18日、TADの試聴会に行ってきた。場所は大阪屋6階の試聴室。TADは「テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(TECHNICAL AUDIO DEVICES LABORATORIES)」で1978年に設立されたパイオニアのプロ機器部門だった。…

横浜シンフォニエッタ

令和5年(2023年)3月17日、山田和樹指揮 横浜シンフォニエッタの演奏を札幌コンサートホールKitaraで聴いてきた。札幌で札響以外の日本のオーケストラを聴くのは2019年のNHK交響楽団以来となる。 プログラムは小田実結子:Olive Clown【新作初演…

オーディオ試聴会 18(テクニクス試聴会)

令和5年(2023年)3月11、12日、テクニクスの試聴会に行ってきた。場所は大阪屋6階の試聴室。 試聴会での使用機器は次の通り。 ○テクニクス グランドクラス ・スピーカー SB-G90M2 定価:350,000円(税込/1本) ・ネットワーク/SACDプレ…

札幌交響楽団 hitaruシリーズ定期演奏会 第12回

令和5年(2023年)3月9日札幌文化芸術劇場hitaruで第12回hitaruシリーズ定期演奏会を聴いてきた。指揮は、バッハ・コレギウム・ジャパンの創設者でバッハ演奏で定評がある鈴木雅明。 プログラムは、 ・矢代秋雄:交響曲(1958) ・チャイコフス…

第651回札幌交響楽団定期演奏会

令和5年(2023年)3月5日、第651回札幌交響楽団定期演奏会を聴きに行ってきた。 指揮は名誉音楽監督の尾高忠明。ヴァイオリン独奏は金川真弓、使用楽器は日本音楽財団貸与のストラディヴァリウス「ウィルヘルミ」(1725年製)。 プログラムは…

hitaruオペラプロジェクト 「フィガロの結婚」

令和5年(2023年)2月26日(日)、札幌文化芸術劇場hitaruで歌劇「フィガロの結婚」を観てきた。指揮は奥村哲也、管弦楽は札幌交響楽団、合唱はhitaruオペラプロジェクト「フィガロの結婚」合唱団。主催は札幌文化芸術劇場hitaru。 26日と28日に…

札響名曲シリーズ 2022-2023「アキラさんの名曲コンサート」

令和5年(2023年)2月18日、札幌コンサートホールKitaraで首記の札幌名曲シリーズを聴いてきた。前回11月には所用で聴けなかったので久しぶりの名曲コンサートになる。 指揮は「マツケンサンバⅡ」の作曲者でおなじみの宮川彬良だった。 プログラム…

第650回札幌交響楽団定期演奏会

令和5年(2023年)2月4日、5日、2日間に亘って第650回札幌交響楽団定期演奏会を聴きに行ってきた。 指揮は首席指揮者マティアス・バーメルト。フルート独奏はウィーン・フィルのソロ・フルート奏者であるカール=ハインツ・シュッツ。ハープ独奏…